マタイのGPだった。合唱つきでソリストはいなかった。でも、
合唱団の人でソリスト部分をさらってきた人がいて、歌ってくださる
人がいた。
私も自分の出番がない時は、自然と歌が歌えるようになってきた。
歌詞は歌えないけどね。。。
予習して出かけたので、やはり調性が気になる。それで、曲ごとに
調性が変わって、さっきまではこの音はシャープをつけていたのに、
次の曲はナチュラルの変わる、という、瞬間的に迷うところは全て
手書きで臨時記号を書きまくった。調号がころころ変わるのです。
これで安心。
調号や臨時記号が気になって、音をはずすと気になるところは
コラールのところ。
今回気づいたのですが、15番と17番は、音がまったく同じだ!
それでいて15番はシャープ4つ、17番はフラットが3つなので全然
違います。
62番のコラールは、イエスの臨終の直後に出てくるのですが、
コラールの中で唯一、A-molで書いてあるようですが・・・
いくつか出てくる臨時記号で、しんと静まり返った感じがします。
悲しみというよりは、終わったという感じ。
殺されて死ぬ、というと、つい先日演奏をしたショスタコの11番の
2楽章の終わり部分を思い出しました。
あそこは延々と半音のトリルでゆっくり動いていて、死者の魂が
うごめいている感じ、延々と死体が転がり、その前に冬の宮殿
という王宮が冷ややかに立っている感じを表しているようでした。
同じ死体が転がっているところでも、マタイの場合は恨みも
なく、太陽が沈んだような、まっくらなイメージがします。
ということで、コラールのところを集中的にさらう予定。
書き込みもしたのですが、音をしっかり捉えておきたいのです。
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