今週はオケの曲を聴く・弾くことができず、やっとブルックナーを聴く。
しばらく聴かなかったせいか、耳がリフレッシュされてブルックナー
が新鮮です。
スコアを見ると、他のパートの音を拾ってそのパートの音符を追ったり
するのですが、パート譜を見ると自分のパートが浮き上がってきて、
曲の輪郭がくっきりする気がする。
内声をしっかりするというような、線の太い弾き方ではなく、どちらか
というと線が細めなヴィオラの音のような気がするけど、隠し味っぽい
効果があるようだ。
時々、ヴィオラが表に出て聴こえる。
普通の曲は陰鬱な場面にヴィオラの低い音を使うけど、この曲は、
ほの暗い、夜に月が隠れて暗くなったような、感情を伴わない影の
ような暗さのところがある。いいですね。
割と新しい使い方かも。
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