バルトークのディベルティメント、舞踏組曲、ニールセンの「不滅」を
1度にやる演奏会を偶然見つけたので、聴きに行ってきました。
なんてナイスなプログラム・・・
それが、豊島区管弦楽団という、市民オケでした。
いったいなぜ、そういうノーマル(?)な人が多そうな団体で、この
組み合わせをするかとっても不思議でしたが、とりあえず行ってきました。
(後で調べてみると、過去にいろいろと現代の大曲を演奏している団体
でした。突然トチ狂ったのではない模様)
たまたま某所属団体で演奏会のチラシの挟み込みメンバーの募集があった
ので、挟み込んでチケットもゲット。
芸術劇場に行くと、パイプオルガンが見えてました。
オルガン奏者によるプレコンサートがありました。
バッハのトッカータとフーガなど、メジャーな曲を生の音で聴けて幸せ。
いきなり、ディベルティメントでは、一般のお客さんはキツすぎです。
見回しても、年齢層が高い、普通のオケの曲を聴きそうな人ばかり。
ディベルティメントと言ったら、モーツァルトしか知らないか、もしくは
まったく知らない感じです。
さて、いきなり最初からディベルティメントでした。
テンポが早めで、音程がきれい。さらっと流してました。
あっさりしすぎで、ちょっと物足りない・・・
ぐっとくるところで、いまいちパワー不足な感があり。
でも、かなり上手な人ばかりのようでした。演奏自体は、結構レベルが
高かったと思います。
キメるところは、パワー不足と言っても、本当は筋肉勝負ではないの
かと思いますが・・・ちょっと何かが足りない感じ。
舞踏組曲も、ニールセンも同様。市民オケだと、こういう弾き方が
お客さんにはいいのかなーと思ったりしました。
個性的な曲を、アクを出さずに弾くほうが。
気になって、過去に自分が演奏した、ディベルティメントを聴いて
比較してみました。
う〜〜ん、すごくテンポが揺れる。無駄に熱い。
全然違う演奏でした。前とメインの違いというのもあるかもしれません。
今回の演奏会を聴いて思ったのは、バルトークが終わってニールセンの
曲になったところで、いままでのうっぷんを晴らすかのように、楽器が
よく鳴ってきてました。
バルトークは、音がこもるような音ばかりなのかもしれません。
楽器が鳴りにくいストレスが相当あるのかも。
それから、ディベルティメントでキメるところでのパワーの出し方。
こういうのは、どう弾けばいいのかをもっと考えようと思ったのでした。