これは冗談を言っているのではなく、本当です。
アイノラの合奏に、本物の指揮者のオスモ・ヴァンスカ氏が
見えて、1時間ほど練習を見学されました。
数日前に密かにその情報が流れていたのですが、指揮者の意向
から極秘になっていました。
この日に出られる参加者を確認して、その人たちだけに連絡
した模様です。
合奏とは言っても、通し練習になりました。1楽章と3楽章を
本番さながらに合わせました。会場は森下でしたが・・・
本番より緊張しました。(汗)
ヴァンスカ氏は、演奏会でお客さんが座る位置に座っていた
のですが、演奏している時におもむろに立ち上がり、写真を
ばちばち撮ってました!はずかし〜、見せ物ですね。
その後、下手側に移動し、ファーストヴァイオリンとホルンの
間に座って、じいっと見ていました。
最後に心温まるメッセージを英語でいただきました。
ヴァンスカ氏はクレルヴォにかなり力を入れているそうですが、
これだけ深い理解をしていると思わなかったと、かなり驚いた
表情をしていました。
演奏がつたないのはさておき、そういう大きなところで評価して
いただいたのは助かりました。
この曲はとても難しいし、暗い曲だけど、希望があると言ってました。
これはおそらく、私達の演奏に希望があるという意味ではなく、(苦笑)
暗い曲の中に希望があるという曲想のことを差しているのでしょう。
話している口調や表情は暖かそうな感じでした。指揮者って切れる感じの
人が多いイメージがあったのですが、こういう人もいるんだ、と思い
ました。
これからサントリーに行くと言って足早に去りました。
団員が、今回のクレルヴォ企画で記念に作ったTシャツをあげてました。
(笑)あと、過去の演奏会のCDも。プロモみたいですね。
どうやらサントリーでの本番前に寄ってくださったようです。
プロで慣れているとはいえ、わざわざ来てくださったのはうれしかった
です。貴重な体験でした。