やっぱりヒンデミットとブルックナーが気になったのでさらう。
弦分の復習が中心。
音を取るのですが、いままで難しいところを感覚で取っていて、
本番前に追いつめられていたので、今の時点でしっかり指を
決めておこうと思う。
指が固まらないうちに、弦分に出てしっかり音を取る練習から入って
よかったかも。なまじ合奏が続くとそれらしく弾けるようになるの
で、まじめにさらわなくなったかも。
*
寝る前にブルックナーをスコアを見ながら聴く。4楽章を中心に。
ブルックナーって、調性がきっちり変化していくな。
まるでダイヤルを、かちっ、かちっと回して、今回はプラス3、次は
マイナス5とかって目盛りをきっちり合わせるみたい。
そういうシフトチェンジが珍しいかも。
古典派やロマン派にも当然そういうシフトチェンジがあるのだろう
けど、この曲は調性を目の前に突き付けられるような強力さを感じる。
現代の音楽を続けて演奏していたから、逆にこういう違いをはっきり
気づくようになったのかもしれません。
こういうところはマタイにも似ているかも。
あれは曲自体が短いのですが、曲の調性がころころ変わって、弾き方
も変わる。調性についての専門的な知識はないのですが、おそらくマタイ
もブル8も、基本的な調性の音の雰囲気を持っているのだろう。
そういう基礎の基礎をしっかりたたきこんでおこうと思う。
根本的な勉強は、本番に間に合わないのかもしれないので、CDを
聴いてシフトチェンジのタイミングと、その音の特徴を耳で覚えよう
かと。
その和音の違いとバランスと、自分の右手の弾き方のニュアンスを、
どれだけ具体的に弾けるかってところが今回の課題のような気がする。
それと、現代音楽には少ないのかもしれないけど、弦、特にヴァイオリン
が主導権を持った音、勢いがとても必要なのかもしれないと思った。
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